Q&A

  • 月経(生理)に関すること
  • 婦人科に関すること
  • 薬について
  • 子宮頸(けい)がんについて
  • その他
月経(生理)に関すること
Q1.いつもより血の量が多いけれどこれって病気なの?
出血量が最も多い日で、ナプキンの交換が30分おきに必要だったり、血にレバーのようなかたまりが混じっている、貧血(ひんけつ)の症状がある、などのような状態がある場合、「過多月経」(かたげっけい:出血量が非常に多く、ふだんの生活に支障をきたすこと)といわれており、病気が原因である可能性があります。婦人科で相談しましょう。

※ 参考:「病気が見える vol.9 第3版 婦人科・乳腺外科」
Q2.生理痛を和らげる方法を知りたい!
月経(生理)は、現代女性の一生で約450回訪れるといわれていますので、上手に付き合うことが大切です。月経のつらい症状は、ちょっとした日常生活の工夫で改善されることもあります。例えば、鉄分などを含むバランスのよい食事をとること、体を温めたりリラックスすること、適度な運動と十分な睡眠をとることなどが効果的です。逆効果になるのが、刺激物、カフェイン、塩分、糖分のとりすぎや、たばこ、過度なダイエットです。その他にも、体を冷やしたり、過剰なストレスで体に余計に負担がかかることもあります。
日常生活に支障をきたす月経痛は、月経困難症(げっけいこんなんしょう)といいます。またつらい症状が、子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)などの病気が原因である場合もあります。月経困難症の治療については、婦人科に相談しましょう。

※ 初潮年齢、初産年齢、出産回数は下記文献による米国での平均年齢
THE LANCET. Vol 355.March 11, 2000, Sarah L Thomas, Charlotte Ellertson
Essay: Nuisance or natural and healthy: should monthly menstruation be optional for women?
Q3.生理がきたりこなかったり安定しないけど病院にいったほうがいい?
生理が安定しない(月経不順)ことや生理がこない(無月経)ことには、いくつか原因が考えられますが、原因として多いのは、過度なダイエット、ストレス、不規則な生活などによるホルモンバランスの崩れです。また、子宮(しきゅう)や卵巣(らんそう)の病気の可能性もあります。3ヵ月以上生理がこない場合などは早めに婦人科に相談しましょう。
Q4.生理痛がない(痛くない)人は、妊娠しづらくなるってほんと?
生理痛と妊娠のしやすさには関係はありません。生理痛は子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)という病気が原因となっていることもあります。子宮内膜症は不妊の原因の一つといわれていますので、生理痛は放っておかず、早めに婦人科に相談しましょう。
女性は、年齢とともに妊孕性(にんようせい:妊娠する力のこと)が低下し、妊娠するのに適した時期は限られています。こういった体の変化や、女性特有の病気は、将来の健康、仕事や生活に大きく影響していきます。女性自身がどのような人生を歩みたいか、いつ子どもがほしいかなどの計画をたてること(ライフプランニング)が大切です。
Q5.生理ではないときに、生理痛のような痛みがあるので心配です。
生理日ではないときに、生理痛のような痛みがあるのは、排卵(はいらん)にともなう痛みや月経前症候群(げっけいぜんしょうこうぐん:PMS)も考えられますが、生理日とは関係なく突然激しく痛む場合、生理の後まで続く場合は、子宮(しきゅう)に何らかの病気があることもあります。痛みの原因が病気かどうか、婦人科で簡単に検査ができます。また、必要に応じて治療もできますので、できるだけ早く婦人科へ相談しましょう。どれぐらいの痛みなのか、どのような時に痛みがあるのか等の情報をメモに書いておいて、受診時に持っていくとよいでしょう。

※ 女性のからだの悩みと生理痛のサイト「生理のミカタ」 https://seirino-mikata.jp/
婦人科に関すること
Q6.どんな時にどのタイミングで婦人科にいったほうがいいの?
婦人科とは、女性の体を専門的にみる診療科目。女性特有の病気はもちろん、思春期のニキビや更年期(こうねんき)の心と体の不調まで、はば広く診察します。自分の体で聞きたいことがある時や、生理痛がつらい、イライラがおさまらない、生理日ではないときに出血や痛みがある、そんな体の不調を少しでも感じたら、気軽に婦人科に相談してみてください。かかりつけのパートナードクターである婦人科を見つけておくとよいでしょう。

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Q7.高校生も婦人科に行っていいの?
婦人科では、さまざまな年代の女性を診察しますので、高校生の患者さんもいます。生理痛がつらい、イライラがおさまらない、思春期のニキビが治らない、そんな心と体の不調を少しでも感じている人なら、年齢とは関係なく、どなたでも気軽に相談ができます。どこの病院がいいかは、ウェブサイト等で調べて、受診してみようと思う病院を探してみましょう。いつでも相談できるよう、かかりつけのパートナードクターである婦人科を見つけておくとよいでしょう。
Q8.生理痛がひどいから婦人科を受診するよう勧められたけど、
怖くていけない!婦人科ではどんな検査をするの?
どんな診察や検査をするのかわからないと、あれこれ考えて不安がどんどん大きくなってしまいます。問診(もんしん)から診断までの流れを事前に知って、安心して受診しましょう。婦人科だからといって特別な診察はありません。腟(ちつ)の内部をみる内診(ないしん)も、はじめは緊張するかもしれませんが、痛みはなく、短時間で終わります。また、必ず内診が必要とは限りません。カウンセリングだけを行う場合もあります。医師とコミュニケーションをとりながらリラックスして受診しましょう。

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Q9.産婦人科では妊娠以外でどのような症状を相談できるの?
産婦人科では、妊娠、出産の他にも、生理に関すること、子宮(しきゅう)や卵巣(らんそう)の病気のこと、女性ホルモンに関わること、更年期(こうねんき)のことなど、さまざまな年代の女性の体と心の不調について、はば広く診察します。例えば生理痛がつらい、イライラがおさまらない、思春期のニキビが治らない、そんな体や心の不調を少しでも感じたら、気軽に産婦人科に相談してみてください。
Q10.婦人科と産婦人科ってなにが違うの?
産科は妊娠・出産に関わるもの、婦人科は子宮(しきゅう)や卵巣(らんそう)の病気、女性ホルモンにかかわるもの(思春期、更年期も入ります)等を取り扱います。総称して産婦人科といいます。
Q11.がんの検診ってどんなことをするの?
婦人科でできるがんの検査で代表的なものは、子宮頸がん(しきゅうけいがん)検査と子宮体がん(しきゅうたいがん)検査ですが、45歳以下の場合は子宮がん検査といえば頸がんの検査を指します。体がんは若い年代では発症リスクが少なく、特別疑った場合のみ検査をします。まず生理周期や生理の様子、生理痛があるかどうかなどについて、問診(もんしん)を行います。その後は内診台(ないしんだい)で、子宮頸部の表面の細胞をブラシなどの器具でやさしくこすり取ります。ほとんど痛みはなく、問診と内診を合わせて10分~15分ですみます。
乳がん検査は一般的に外科で行われますが、触診(しょくしん)と視診(ししん)は婦人科でも行うことができます。
がん検診の他にも、超音波(ちょうおんぱ)検査で子宮の病気があるかどうかを調べること、おりもの検査と血液検査で、性感染症(せいかんせんしょう)にかかっているかどうかを調べることもできます。

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薬について
Q12.婦人科の治療には、どんな治療があるの?
婦人科では、生理痛、子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)や子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)などの病気、更年期障害(こうねんきしょうがい)などの治療が行われます。生理痛の治療には、医師との面談(カウンセリング)を通して対処法を考えたり、不安感を軽減して精神的にサポートを得る方法、薬により症状をコントロールする方法等があります。一般的によく使われる薬として、痛み止め、女性ホルモン薬、漢方薬があります。痛み止めは「痛み」に対して使用される対症療法(たいしょうりょうほう)です。女性ホルモン薬である月経困難症(げっけいこんなんしょう)治療薬は、生理自体をコントロールして痛みを軽減します。また、生理痛の原因が子宮内膜症や子宮筋腫などの病気によるものであれば、その病気に対する治療薬が使われることもあります。
また、治療薬の他にも、子宮頸がん(しきゅうけいがん)などの病気を予防するためのワクチン接種もおこなっています。効果的な治療や病気の予防をするために、婦人科での診察を定期的に受けて、自分の症状や体質にあった対処法について相談しましょう。

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Q13.痛み止めを飲み続けていると効きにくくなるって本当?
生理のときに飲む程度であれば、痛み止めが効きにくくなるようなことはほとんどありません。市販の痛み止めが効きにくいと感じた場合は、何か病気がひそんでいる可能性もありますから、婦人科に相談してみましょう。処方薬(しょほうやく:市販薬ではなく病院で医師に処方してもらう薬)に変えることで、痛みが改善する場合もあります。痛み止めの常用(じょうよう)をしている人は、病気が隠れているケースもあり、早めに婦人科で相談することがおすすめです。ホルモン薬や漢方薬などの説明も受けられます。

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Q14.女性ホルモン薬を飲んだら生理痛がやわらぐ?
女性ホルモン薬は、生理自体をコントロールして痛みをやわらげますので、生理痛が緩和(かんわ)される効果が期待されます。

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Q15.痛み止めを飲んでも生理痛が治まらない!どうすればいい?
市販の痛み止めが効きにくいと感じた場合は、何か病気がひそんでいる可能性もありますから、なるべく早めに婦人科に相談することをおすすめします。処方薬(しょほうやく:市販薬ではなく病院で医師に処方してもらう薬)に変えることで、痛みが改善(かいぜん)する場合もあります。

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Q16.痛み止めの薬を飲む以外に、生理痛をやわらげる方法はありますか?
痛み止めの他に、女性ホルモン薬、漢方薬などで生理痛を緩和(かんわ)することがあります。生理痛の原因が子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)や子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)などの病気によるものであれば、病気の治療薬が使われることもあります。
また、ちょっとした日常生活の工夫で生理のつらい症状が改善(かいぜん)されることもあります。例えば、鉄分などを含むバランスのよい食事をとること、体を温めたりリラックスすること、適度な運動と十分な睡眠をとることなどが効果的です。逆効果になるのが、刺激物、カフェイン、塩分、糖分のとりすぎや、たばこ、過度なダイエットです。その他にも、体を冷やしたり、過剰なストレスで体に余計に負担がかかることもあります。

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子宮頸(けい)がんについて
Q17.子宮頸(けい)がんってどんな病気なの?
子宮頸(けい)がんとは、子宮の入口部分(頸部(けいぶ))にできるがんのことで、近年、若い世代の女性に増加しています。 子宮頸(けい)がんは、初期のうちには自覚症状(しょうじょう)がほとんどありません。そのまま何年か経過するうちに少しずつ進行し、腹痛や不正出血(生理以外の出血)などの自覚症状(しょうじょう)が現れたときにはすでにかなり進行していた、ということも少なくありません。
がんが進行してしまうと、子宮をすべて摘出(てきしゅつ)することになったり、ときには命を落とすこともあります。大切なことは、まずは子宮頸(けい)がんにならないこと。そのためには、予防がなにより重要なのです。
Q18.なぜ、子宮頸(けい)がんになるの?
子宮頸(けい)がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスに持続感染することで発症(はっしょう)します。このウイルスは主に性交渉(こうしょう)によって感染しますが、特にめずらしいウイルスではありません。データによると、性交渉(こうしょう)の経験のある女性の約80%が、50歳までにこのウイルスに感染するといわれています
HPVウイルスに感染しても、通常は体を守るシステムがはたらいて、ウイルスは自然に体外へと排除(はいじょ)されます。しかし、なかには長期にわたって感染が続く場合があり、その一部ががん細胞(さいぼう)へと変化することがあります。このがん細胞(さいぼう)は数年~十数年という長い時間をかけて、子宮頸(けい)がんへと進行していきます。

※ Markowitz LE et al. MMWR Recomm Rep. 2007; 56(RR-2): 1-24.
Q19.子宮頸(けい)がんは予防できるの?
子宮頸(けい)がんの予防法のひとつに、HPVの感染を防ぐためのHPVワクチン接種があります。ただし、子宮頸(けい)がんのもととなるウイルスは数種類あり、現在ではまだそのすべての感染を予防することはできません。
ワクチン接種に加えて、子宮頸(けい)がん検診(けんしん)を定期的に受けていくことで、がんができたとしても早期発見・早期治療(ちりょう)につなげることができます。
HPVワクチンについて
Q20.HPVワクチンはいつ接種すればいいの?
HPVワクチンは、初めての性交渉(こうしょう)前に接種するのがもっとも効果的とされています。定期接種の対象年齢(ねんれい)は小学6年生~高校1年生までです。HPVワクチンは、期間をあけて計3回接種する必要があります。

※ 定期接種とは、国や自治体が接種をすすめているワクチンのこと。
Q21.ワクチンの接種は痛いの?
注射の針を刺(さ)すという行為によって、強い痛みを感じる場合があります。
もし、接種した場所に限らず、全身のどこかに痛みやしびれ、脱力(だつりょく)などが長く続いたり、その他に気になる症状(しょうじょう)がある場合には、接種を受けた医師にご相談ください。
Q22.ワクチンを接種すると気を失うことがあると聞いたけれど?
注射に対してこわい思いが強くある場合や、緊張(きんちょう)、興奮など、さまざまな心理状態が影響(えいきょう)して心拍(しんぱく)数や血圧が下がることがあります。その結果、気を失ったり、息苦しさや動悸(どうき)(心臓がドキドキすること)を感じる人もいます。この場合、通常はしばらく横になって休むことで自然に回復します。
注射に対してこわさや不安などがある場合は、安心のためにも事前に医師にご相談ください。
Q23.ワクチンを接種した後にどんなことが起きるの?
接種したところがはれたり、痛みが起こることがあります。これは体の中でウイルス感染を防ぐしくみをつくるために起こる症状(しょうじょう)で、通常は数日程度で治まります。しかし、なかには非常にまれですが、重い症状(しょうじょう)が出ることもあります(強いアレルギー反応、末梢(まっしょう)神経や脳などの神経の病気など)。ワクチンを接種した後は、体の変化に注意するようにしましょう。
もし、気になる症状(しょうじょう)が出た場合には、接種を受けた医師にご相談ください。

※ 大もとの神経から枝のように体全体に伸びている神経。
Q24.テレビで見たような症状がワクチンの接種によって起こるの?
HPVワクチンを接種した後に、接種した場所以外の全身のどこかに痛みが生じたり、手足が動かしにくくなる、動かそうと思っていないのに体の一部が動いてしまう、などの症状(しょうじょう)が現れることがあると報告されています。しかし最近では、ワクチンを接種していない人にも同じような症状(しょうじょう)が現れることがあることがわかってきました。くわしくは、下記の厚生労働省の情報をご確認ください。

厚生労働省.リーフレット「HPVワクチンの接種を検討しているお子様と保護者の方へ」
※ この報告については、専門家により「ワクチン接種後の痛みや不安等が、これらの症状(しょうじょう)を起こすきっかけとなったことは否定できない」と評価されています。
その他
Q25.生理中に部活(激しい運動)してもだいじょうぶ?
激しい運動をすることで必ずしも問題があるわけではありませんが、生理痛などの症状があるときに、体を動かすだけでもつらいときがありますよね。生理痛の他にも、出血量のことなど、心配されていることがあるかもしれません。ちょっとした日常生活の工夫でつらい症状が改善(かいぜん)されることもありますが、症状の原因が病気にある場合は、治療が必要になることもあります。また、適度な運動はよいといわれますが、過度な運動は生理のつらい症状を悪化させてしまう可能性もあります。
Q26.テストや部活の発表会に生理がこないようにできますか?
痛みなどの月経困難症(げっけいこんなんしょう)の症状があれば、保険適応の治療薬を婦人科に処方してもらうことが可能です。このお薬を飲むことで、生理周期をコントロールすることができます。(月経困難症の)症状がない場合は、保険適応外ですがお薬で生理を起こすタイミングを調整することができます。

監修:よしの女性診療所 吉野 一枝 院長

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